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カリフォルニアワイン [番外編]

先日行われたワインの国際テイスティング・コンテストで、カリフォルニアワインが上位5位を占める結果が出た。これは1976年のテイスティング『ジャッジメント・オブ・パリ』の30周年記念として、ロンドンとカリフォルニアで行われた催しで、30年前にもカリフォルニアワインが上位を占めていた。その時と同じ10本を、2国で同時にテイスティングするというイベントで、1位はサンタクルーズのリッジワイナリー「1971年カベルネ・ソーヴィニヨン・モンテベロ」だったそうだ(関連記事「ボルドーVSナパヴァレー」)。

この世界に誇るカリフォルニアワインの火付け役となったロバート・モンダビの原点とも言えるシリーズの「2002年ロバート・モンダビ・ワイナリー・シャルドネ」は私の大好きなワインの一つである。日本では4000円近くするこのワインが、カリフォルニアではトレーダージョーズやアルバートソン等のメジャーなスーパーでなんと15ドルで買えるのだ。ウィリアム・ヒル・エステートの「2004年ナパ・バレー・シャルドネ」は10ドルを切り、普段から食後に楽しんでいる。日本に帰る時には、絶対これらを大量に買い込んで持っていこうと思っている。ちなみに、アルバートソンにはセルフサービスのレジがある。4台に1人見張りがついているけど、さすが効率主義のアメリカはコスト削減に余念が無い。日本のオオゼキなどのスーパーの手際の良さは、日本人にしかできない技を使った違った意味の効率なのだということが良く分かった。

【今日の表現】
Where does Wine X come from? このXというワインはどこのものですか?
This has a pronounced bouquet, I find. これは際立ったブーケがありますね。私はそう感じます。
This has smooth texture. I like it. これは喉ごしがいいですね。気に入りました。


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意味のかたまりでとらえる [学習法]

ネイティブスピーカーは単語をひとつひとつ積み上げて文を作っていく感覚では話してなく、大きな意味のかたまりをいくつか重ねるような具合に文を組み立てている。なので、聞き取る時にもこの「かたまり」を見抜き、その「かたまり」ごとに、文頭からどんどん意味をつかんで理解しながら聞いていく必要がある。そのためには、慣用句、パターン表現、パターン構文をたくさん身に付けたり、まず大くくりの結論を述べてから詳しい情報が付け加えられていく「英語の文のつくり」に慣れておかなければならない。

慣用句やパターン表現などを身に付けるには、日常生活で遭遇する具体的な状況を思い浮かべて、五感を通して「体験する」ようにすると良い。ただ暗記しようとしても、時間が経つとどうしても忘れてしまうものだ。五感の入力のどれか一つでもヒントになれば、記憶の海の中から状況に応じたものを引き出すことが可能である(関連ページ「五感と記憶」)。また、エピソード化して覚えるようにすると記憶に定着しやすい(関連ページ「エピソード記憶」)。

【今日の表現】
Those of us who work for a big company are, in effect, just a cog in the wheel. 大企業で働く私たちのような者は、結局のところ大組織の歯車にすぎない。
Let me talk about the confusion that happens with regards to Americans going from one company to another company. お話したいのは、よく起こる混乱や戸惑いについて。何についてのかって言うと、アメリカ人で、会社を移ってしまうことについて。そういう混乱やら戸惑いについてです。


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英語圏の国語の授業 [学習法]

ボランティアで私の英会話パートナーをしてもらっている方は、今はもう引退されているが、長い間大学や高校で英文学を教えていた経歴を持ち、現在でも本を書かないかというオファーが来るほど、英文学に通じている。彼に、日本語と異なる英語の発音の特徴について、「ストレスの入る音節の直前の音が極めて弱くなり、聞こえにくくなる」などといった説明をしたら、シェークスピアなどの詩の基本形が極めて弱い音節に続くストレスの入る音節を5回繰り返したリズムになっているというのを教わった。アメリカの教育では英語の発音の特徴に関して特に教わることはないらしい(彼は教えるべきだと言っていた)が、国語の授業でシェークスピアなどに触れることが英語のリズムの根幹を作っている、もしくは、元々持っている英語のリズムの根幹を明確化してシェークスピアなどの詩が作られているとは考えられないだろうか。

そういえば、子音と母音の組み合わせで規則的に発音が決まる日本語などと違って、英語の発音は実に不規則で、しかも多くの例外も存在する。これをただ丸暗記しろと言われても無理があるので、やはり英語が現在の形に至るまでの変遷を知っていると知らないとでは大きな差があるような気がする(関連ページ「英語の歴史」、関連書籍「講談・英語の歴史」)。シェークスピアの時代にはuとvの明確な区別が無かったという事実から、wを「double u(ダブルユー)」と呼ぶのも自然に感じられて面白い。

【今日の表現】
To be, or not to be: that is the question. 生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。
What's in a name? that which we call a rose. By any other name would smell as sweet. 名前って何?バラと呼んでいるけれど、別の名前で呼んでみても、甘い香りに変わりはないわ。
How still it is here-- Stinging into the stones, The locusts' trill. 閑さや岩にしみ入蝉の声。


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