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食品の容器について考える [番外編]

スチロール製の容器を使ったカップラーメンは、環境ホルモンで子供が出来にくくなるといった話は聞いたことがあったが、それだけではなく、ダイオキシンが溶け出してガンを引き起こす原因になりえるらしい(関連記事「No Plastics In The Microwave! By Johns Hopkins」)。プラスチックの容器やサランラップを使用して電子レンジにかけたり、ペットボトルに入った水を冷凍庫に入れるのも危険だそうだ。なんとなく体に悪そうな気はしていたが、世の中で普通に行われている事の中にも害があるか良く分からずやってしまっている事がまだまだあるんだなと改めて思った。

以前から缶ビールより瓶ビールの方が美味しい(特にキリンラガー)と思っていたが、世間的にもかなりの割合でそう感じているようだ(関連記事「ビール類に関する調査」)。缶の内側にはコーティングがされているが、人間の味覚は非常に敏感で缶臭さを感じてしまうのだろうか?私の味覚では缶臭さというよりも、何かに反応して味が変わってしまったように思えたので、缶を絞るときに使う潤滑油が原因という説が気になっている(関連記事「俺が、つくる!」)。

【今日の表現】
Please wrap those sandwiches up in plastic. サンドイッチをラップで包んで下さい。
What does this beer taste like? このビールはどんな味ですか?
Some medicines have a coating to buffer the bad taste. ある種の薬には、まずい味を和らげるためのコーティングがされている。


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魚選び [番外編]

食源病大国になってしまったアメリカでは、最近になって魚を食べるようになり、寿司などは大変人気がある。しかし、今まで魚を食べることを意識せずに来た地域には、様々な問題も存在する。アメリカは、水銀の排出源を厳しく規制する国際条約を、発生源の一つである火力発電所を抱える産業界に配慮して拒否した経緯があるが、国民が魚に敏感になっているのも事実である。「オーシャンズ・アライブ」というサイトには食べてよい魚のリストが掲載されている。それほど気にしていなかった私も、ある事件をきっかけに強く意識するようになった。普段新鮮な魚を買っている「AT FISH」が休みだった時、近所のオーガニックフードなどを扱うスーパーでまぐろを買い、グリルして食べたが、その後妻の皮膚が体中赤くなり、2人共お腹を下した。たぶん相当古かったのだろう。この辺りで一番信用のあるスーパーだっただけにショックで、日本人が経営する店と同じようなつもりでアメリカ人の店を見てはいけないと思うようになった。

それでも、私は魚が好きだ。日本に帰ったら何が一番食べたいかと聞かれれば、迷わずいわしの寿司と答える。最近はいわしの量が減り、日本の寿司屋でも希少になっていると聞くが(参考記事「いわし高値の理由」)、アメリカの寿司屋ではまずお目にかかれない。

【今日の表現】
How can I figure out if the fish is fresh? どうやってその魚が新鮮かどうか判断するのですか?/その魚が新鮮かどうかなんて判断できるわけがないだろう
Carry out a gastric lavage to reduce the symptoms of histamine fish poisoning. ヒスタミン魚中毒の症状を軽減するために胃洗浄を行いなさい。


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ワインテイスティングの午後 [番外編]

サンフランシスコで行われたJALファミリークラブ主催のワイン会に行ってきた。日本に居た時はワイン教室に通っていたこともあり、頻繁にワイン会に出席していたが、こちらに来てそういう会に出ていなかったので、久しぶりに楽しめて嬉しかった。ワインリストは下記のとおり。

J.O.B International Selection
2005 Andretti Winery / Montona Napa Calley Estate Chardonnay
2002 Diamond Oaks / Reserved Merlot
2002 Donum Estate Grown Pinot Noir

JAL Selection
1999 Chateau Pichon Baron
1999 Lois Latour Chateau Corton Grancey
2001 Opus One
2003 Caymus Special Selection

Clos Du Val Selection
1983 Clos Du Val Cabernet Sauvignon
1986 Clos Du Val Cabernet Sauvignon
1994 Clos Du Val Cabernet Sauvignon Reserve
1998 Clos Du Val Cabernet Sauvignon Reserve

これらにはJAL001便ファーストクラス搭載ワインが数多く含まれている。オードブルは、JAL001便搭載の寿司アラカルトや伊藤ハムご提供のソーセージ他が出てきた。さすがファーストクラス、今まで私は縁が無かったが、こんなにまともなワインや食事が出されていたとは。

AndrettiはアメリカのF1ドライバー「マリオ・アンドレッティ」(イタリア生まれ)が作ったワイナリーでこのワインは流通量が非常に少なく、個人で手にすることは不可能なため、貴重な試飲体験ができた。なんと言っても存在感があったのは、かの有名なOpus One。非常に強い果実味を持ちながらもタンニンは強すぎず、余韻はとても長い。パワーを持ったワインという印象を受けた。Clos Du Valの年代ものも年月を経てまろやかに仕上がりながらも、しっかりとフルーティな味わいを保っていて、非常に良い状態だった。しかし、ブラインドテストだったらこれを選んでいただろうと思われる私のお気に入りの一品は、Chateau Pichon Baron。なんとフランスワインだった。やはり、バラを思わせる香りの深みというか、華やかさを持っていた。

賞品に日本往復航空券も含まれる抽選会があり、写真のデキャンタ(80ドル相当)をゲットしてしまった。もとをとるどころか、非常にお得な素晴らしいワイン会だった。JALさん、ありがとう。

【今日の表現】
My wife's birth year was XXXX and I shared that vintage to celebrate the moment, and her hard work. 私の妻の誕生年はXXXXでその瞬間と日頃のがんばりを祝うためにそのビンテージを開けた。
Wines with heavy tannin content go well with roast meats and stews. This is because tannin in the wine reacts with proteins. タンニンを多く含むワインはローストした肉やシチューが良く合います。これはタンニンがプロテインと反応するからです。


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カリフォルニアワイン [番外編]

先日行われたワインの国際テイスティング・コンテストで、カリフォルニアワインが上位5位を占める結果が出た。これは1976年のテイスティング『ジャッジメント・オブ・パリ』の30周年記念として、ロンドンとカリフォルニアで行われた催しで、30年前にもカリフォルニアワインが上位を占めていた。その時と同じ10本を、2国で同時にテイスティングするというイベントで、1位はサンタクルーズのリッジワイナリー「1971年カベルネ・ソーヴィニヨン・モンテベロ」だったそうだ(関連記事「ボルドーVSナパヴァレー」)。

この世界に誇るカリフォルニアワインの火付け役となったロバート・モンダビの原点とも言えるシリーズの「2002年ロバート・モンダビ・ワイナリー・シャルドネ」は私の大好きなワインの一つである。日本では4000円近くするこのワインが、カリフォルニアではトレーダージョーズやアルバートソン等のメジャーなスーパーでなんと15ドルで買えるのだ。ウィリアム・ヒル・エステートの「2004年ナパ・バレー・シャルドネ」は10ドルを切り、普段から食後に楽しんでいる。日本に帰る時には、絶対これらを大量に買い込んで持っていこうと思っている。ちなみに、アルバートソンにはセルフサービスのレジがある。4台に1人見張りがついているけど、さすが効率主義のアメリカはコスト削減に余念が無い。日本のオオゼキなどのスーパーの手際の良さは、日本人にしかできない技を使った違った意味の効率なのだということが良く分かった。

【今日の表現】
Where does Wine X come from? このXというワインはどこのものですか?
This has a pronounced bouquet, I find. これは際立ったブーケがありますね。私はそう感じます。
This has smooth texture. I like it. これは喉ごしがいいですね。気に入りました。


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文化の違い [番外編]

1990年代の「癒し」という言葉の火付け役としても有名な文化人類学者の上田紀行先生(東京工業大学の助教授で、 講演当時Stanford大学の客員研究員)が2005年の大ベストセラーとなった「生きる意味」に関連した特別講演を近所で行った。講演の中で、海外から東工大へ来ている学生にアンケートを取ったところ、日本の大学生についての感想で最も多かったのが、「授業中寝ているのが嫌だ」という意外な結果だったという話があった。日本的な感覚で考えると「誰にも迷惑かけてないからいいじゃん」ということになるが、留学生に言わせると、「日本でも有数の大学に来ていながらプライドはないのか?」ということらしい。日本の多くの学生は、自らが勉強したくて大学に行っているのではなく、世間に良く思われたいから要領良く単位取って卒業するだけのように移るのだろう。

上田先生によると、日本は「恥の文化」であり、子供の頃から「そんなことをすると、あのおばちゃんに怒られますよ。ほら、○○ちゃんのことにらんでいるでしょう」と言われて、常に「他者の目」を意識するように育てられていくとのこと。他者の目を気にするあまり、自分のアイデンティティを失ってしまい、日本の高度成長期が終わった今、それだけで他者に評価を受けることもなくなり、行き場を失っていまう人が増えてきているのが問題になっている。他の国は「罪の文化」である場合が多く、宗教などによって定義された絶対的な善悪を基準にして行動しているそうだ。そのせいか、アメリカでは周囲の目など気にせず、堂々と突飛な行動をする光景を良く目にする。こういった差は、日本が国際化していく中で和らいでいくのだろう。

しかし、常に世評に気を配る「恥の文化」には特筆すべき優れた点もある。サービスや物づくりで日本が飛び抜けて優秀なのは、総中流社会であることもさることながら、こういった文化的な背景が関係しているのではないだろうか?日本と同じようなサービスや製品を期待していると、アメリカでは我慢ならない思いをすることが多々起こる。(関連記事「ニッポンのサービス」)やはり、日本の良いところは守りつつ、海外の良いところを取り入れ、新しい文化を築いて行くことで、より魅力的な国になって行くのがあるべき姿であろう。

【今日の表現】
It's often said that the Japanese are all the same. 日本人は、みんな同じようで個性がないとよく言われる。
If you conform, you risk losing your individuality. 同調すると、個性が失われる恐れがある。
I think in general the service people in Japan are extremely helpful, and I find it amazing that in the department stores so many people are dedicated simply to making you feel welcome. 一般的にいって、日本のサービス業の人たちってものすごく親切だと思うし、それとすごいなと思うのは、デパートに行くと本当にたくさんの人たちが、とにかくこちらを歓待することだけを仕事にしているっていうこと。


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食生活 [番外編]

アメリカの食事というと大きなハンバーガーに食べきれないほどのフライドポテトが付いてくるイメージがあるかと思うが、しっかりした人達はちゃんと健康に気を使っている。スタンフォード大学でも学生は健康管理も怠っていない。(関連記事「What’s wrong with Stanford's body image?」)そのせいか、従業員には肥大化した人も見かけるが、学生は皆スマートである。しかしながら、私が毎週火曜の午後4時から出ている研究室のグループミーティングは、Ph.Dの生徒達と甘いジュースとチーズ、ケーキ、アイス、ポテトチップスなどむしゃむしゃ食べながら行われる。彼らははたしてその後に夕食を食べているのだろうか?日本人が真似してはまずいと思い、水を持ち込んでごまかしている。

シリコンバレーのハイテク企業は食にこだわる。特にお金に余裕があればあるほど食へのこだわりも深いように思える。(関連記事「ハイテク企業の社食とこだわりの食材選び」)なかでも和食はヘルシーなので、大変人気がある。私の家の近所の和風会席料理屋「桂月」は、値段は高めだが美味しいと評判で、ハイテク企業のCEOクラスが良く来ているそうだ。たまにどうみても高そうなスーツでばっちりきめている人達が出てくるのを見かける。

最近、近所のスーパーでバイソンの肉を売っているを見かけるようになった。イメージとして少し抵抗があったが、「低脂肪で安全なバイソン肉が人気」という記事で、おいしくてヘルシーと聞いて食べてみたくなった。こちらは、BSE対策に関して本当にいい加減なので、牛肉はあまり食べる気がしない。しかし、鶏肉は日本の物よりやわらかくて、おいしいと思う。

魚は日系スーパーで売っているものは高いわりに鮮度に欠け、あまり美味しくない。中国系スーパーの方がましだが、やはり魚の種類が少し違う。アメリカでは、日本に居たときのように美味しい魚を食べられないのかと一瞬沈んでいたが、なんと「AT FISH」という会社が近所に新鮮な魚を出張販売に来てくれているのだ。ここでは、日本のスーパーの魚よりも美味しいものが手に入る。魚に関しては、日本に居る時より絶対に不便になると思っていただけに、嬉しい驚きであった。

ということで、今日は食生活に関する表現を挙げてみたいと思う。

【今日の表現】
The major food companies are already putting heavy emphasis on all possible ways to minimize fat in their products. 大手食品会社は自社製品に含まれる脂肪を最小限に抑えるべく、実現可能なあらゆる手段にすでに大変な重きを置いている。
According to a recent survey, 80 percent of all consumers feel responsible for what they choose to eat and drink. 最近の調査によると、全消費者の80パーセントは何を食べ何を飲むのかは自分の責任だと感じているといいます。


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